ベロニカは死ぬことにした
深夜、たまたまぼんやりと観ていただけなので、細かなストーリーをちゃんと把握しているわけでもないのですが、「ベロニカは死ぬことにした」って、なんか昔のアメリカンニューシネマっぽい雰囲気がありました。
例えば、僕が好きなデ・ニーロの「タクシードライバー」とはぜんぜん趣は違いましたが、妙な虚無感と生の躍動がこれまた奇妙にマッチしていました、などと書くともっともらしい評論めいてきますが、実は観ていてひとつひとつのシーンの意味はイマイチ理解できていないのです。要は、自殺未遂の女が変な病院に入れられて、変な人たちとの邂逅のなかで、変に元気っぽくなるというか、これじゃあ観ていない人への説明になっていませんね。
ただ寝ぼけ眼が吸い寄せられたのは、妖艶って言葉がぴったりの主人公。演じているのは真木よう子なんですが、色香ってのはああいうのを指すんだろうとなと、感心した次第。体に衰えを感じ始めた中年男ですらドキドキさせられましたもんね。
真木よう子ってのは、例の「パッチギ!」にも看護婦の役で出ていて、敵役に応援団に思いっきりケリを入れてたのも印象的でした。彼女は無名塾にいたこともあるらしいのですが、よりによって御大仲代達矢とケンカしてやめちゃったそうです。タダのわがまま娘に終わっちゃうか大女優になるか、この先目が離せません。
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