スポーツ

プロ野球交流戦

 プロ野球交流戦は、パリーグにとってはおいしく、セリーグの集客力の弱い球団(ヤクルト、横浜、広島)が割を食う形になっているみたいです。客の入る阪神戦、巨人戦が減ったぶん楽天やらオリックスやらと対戦するわけですから、少なくともお客さんが飛躍的に増えるってのはいまのところ難しいでしょう。

 しかし、この機会に球団も経営努力をすべきですよね。セリーグの球団の多くは、昔から、巨人戦、加えてここ十年ほどは阪神人気におんぶしていたわけですから。

 東京に本拠を構えるヤクルトはなかなか難しいでしょうけれど、本拠地を定めて50年をこえる広島や、30年近い横浜などはそれなりにやり方があると思うのです。ダイエー=ソフトバンクが九州で確固たる支持を得ているように、日本ハムが北海道に定着しつつあるように、観客の少なさでは群を抜いていたロッテも十数年かかって千葉の市民球団として定着しつつあるように。おそらく楽天だって、いずれはそうなるでしょう。

 パリーグが不人気だったのには、かつて関西に3球団、関東に3球団と、チームが偏在していた物理的な理由もあります。しかし、それが解消されつつあるいま、むしろドル箱の試合がないため自力自闘しているパリーグの各球団が経営面で先行している感があるのは否めません。一方、神宮や横浜スタジアムでは土日以外だと、巨人戦、阪神戦ですら満員にならない状況です。

 セリーグのスタイルってのはどうやら経団連的発想なんですね。要は、大企業が儲かれば下々にもいずれは染み渡るんだって半ば本気で考えているあたりが。もちろんそれは政府与党の発想でもあるのですが、そんな調子ですからセリーグの場合、阪神、巨人、そして中日と、他の3球団の集客力での格差は確実に開いていくのです。一方、パリーグの場合、格差の幅は集客力でみた場合、セリーグほどではありませんし球団が地域にちらばったことでむしろリーグ全体でセをしのぐ可能性もあります。

 交流戦ってのはそのへんの発想の転換を促す好機だと思うのです。などと、理屈っぽいことを考えながら観戦しているわけではありませんが。

| | コメント (0) | トラックバック (0)