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TPP賛否の論法

 TPP賛成、反対の論客がそれぞれ朝のニュース番組に2日にわたって出演、各々の立場を展開されていました。

 昨日は、反対の中野剛志氏、今朝は賛成の古賀茂明氏。ご両者とも奇しくも経済産業省の出身。なにかと批判を受ける官僚ですが、かかる人材を輩出している点では裾野の広さを感じさせます。

 今回の企画は討論ではないので、それぞれの立場で限られた時間であっても要点はきちんと展開できるため、視聴者にはわかりやすいものでした。

 ちなみに2日間通してみた視聴者の多くは古賀氏に軍配を上げるでしょう。賛成の立場だけでなく、反対論を論理的に積み上げている人も中野氏の論旨では「負けているな」と感じたのではないでしょうか。もっとも古賀氏の場合、前日の中野氏の発言をチェックしたうえで発言されているでしょうから、古賀氏のほうが有利な条件で発言できたという点は割り引かなければなりませんが。

 ただ中野氏の評価を下げたのは、その論旨よりも、賛成派に対して「地獄に堕ちろ」だの「売国奴」などと発言したことでしょう。氏はグローバル経済じたいに懐疑的もしくは批判的な立場なのですから、その見識を正々堂々論じればよかったのです。なのに、日本政府は普天間基地の移転問題でアメリカとの間に溝ができたのでTPP参加でその埋め合わせをしようとしているなどと評論家のような見解を示したうえに、賛成派を罵倒するのでは識者の発言とはとてもいえません。

 もっとも、肝心のアメリカは日本がTPPに参加することを歓迎しているのでしょうか?もし僕がアメリカ政府なら、日本が多国間交渉にしゃしゃり出てくるよりも、二国間交渉をやったほうが得だと思うのですが・・・。

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