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TPP参加はやめたほうがいいですね

 僕はTPP参加に断固反対でもなく、かといって財界の一部が言うようにこれに参加しなければ世界の孤児になるなどとも思ってはいません。ただグローバル経済それ自体を(好むと好まざるにかかわらず)否定できないなら、二国間であれ、多国間であれ、この種の課題は避けることができないと考えているだけのことです。ちなみに自身も当事者である農業に関しては、農業政策の大改革を迫られる(ショック療法として)機会になるのではと、逆接的な意味合いでとらえてもいました。

 が、今回は見送るのが賢明でしょう。

 なぜなら、菅内閣にはTPP参加後の農業政策(はもちろん23項目の交渉分野すべてを含めて)についての政策立案能力、それ以前にそもそもの対外交渉能力に不安が大きすぎるからです。要はできもしないことはやめたほうがいいということですね。不利な条件を突きつけられて呑むか呑まないかの二者択一を迫られるだけだったら、最初から試合放棄したほうがましです。

 農業分野に限った場合、少なくとも現行の高関税品目の扱いについての政府の立場とそれらを主産品とする農家への対策については、あらかじめ明示(いくつかの選択肢の提示という形でも)すべきでしょう(現状では、単に不安をかきたてているだけですから)。おおげさに「平成の開国」などと振りかざすなら「開国」後の姿についてせめて大枠でも提示するのは提案する側のエチケットでしょう。

 だいたい菅首相の一連の発言を聞いていると、その場その場の思いつきとしか考えられません。おそらく総理になるのが目的で、総理になってなにをやるのか考えたこともない人なのでしょう。ならば、かかる宰相のもとではできるだけ重要案件の処理は避けていただくことが、首相の言葉を借りれば「最小不幸社会」のためにとって肝要ということです。まったくもって情けない話ではありますが・・・。

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