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2010年12月

嵐の大晦日

 ・・・といっても、紅白歌合戦のことではありません。

 とにかく今日は風が強く、せっかく作ったトンネルのビニールが飛んでしまい、やけに寒い中で補修作業にいそしむことに。

 ともあれ大荒れの天気のなかで、2010年が終わろうとしています。今年は作るだけで精一杯でしたが、来年はよりよい作物の生産を課題にしたいと思います。

 ちなみに、農業って体力勝負だって聞いてたけど、この2ヶ月休みなしで働いていたわりには肉体疲労がほとんどないのはなぜでしょうねぇ。まぁ、来年も暢気に百姓生活を愉しむつもりです。

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TPPと農業政策

 TPP(環太平洋パートナーシップ協定)への参加を「平成の開国」だとして当初菅首相はコブシをふりあげていましたが、根強い反対論を前にトーンダウン気味ではあります。ちなみに、賛否以前にこの種の問題は避けて通ることができないと冷静に判断するべきものです。日本が内外に「反グローバリズムを国是とする」と表明するなら別ですが・・・。

 さて、反対論の中心には農業問題が絡んでいることは周知の事実。試算によれば仮に参加した場合、農業生産額は半減するとのことです。むろんこの試算はなんら政策的な手当てをしない場合でしょうから、今後農業政策にいかに厚みをもたせるかが問われていることはいうまでもありません。

 しかし、戸別所得補償の規模加算なんぞが予算化されるのですから馬鹿げています。制度設計じたいが間違っているものに屋上屋を架すなど耐震構造に問題があるビルをわざわざ建て増しするようなものです。

 所得補償に加えて、ここぞとばかりに公共事業を増やし、既存の農業予算を積み増して、TPP緊急対策なんぞと銘打たれたら暗澹たる面持ちになりそうですが、どうやらその可能性は大でしょう。

 だいたい、金がないのなら予算をかけずに効果をあげる政策を打ち出せばいいのです。農業をやめようとしている、もしくはそもそもやっていない人にお金をばらまくのがなんで農業政策というのでしょうか。ムダ金をつぎ込んで農業を衰退させるなんぞ、壮大なゼロどころかマイナスです。

 じゃあ、さほど金のかからない方法とはなんなのか。まず政策の対象となる農家を専業農家と非専業農家に差別化することです。ついで非専業農家を主業農家など現在の農水省のカテゴリーで分け、農業収入の比重が大きい農家(規模ではなく)から対象の優先順位をつけるのです。要は政策対象を絞り込むわけです。あわせて認定農業者制度は廃止するのがいいでしょう。(認定農業者となるには一応経営計画を提出するのですが、そもそも制度融資や補助金を受けるならその際にきちんと計画を出させ審査すれば済むことですし、政策対象を絞り込めばこの制度の意味もなくなります)

 二つめは、意欲ある専業農家が農地拡大をめざすうえでそのインセンティブとなりうる制度改正です。例えば、所有者が過去3年以上農地の50%以上を耕作していない場合は、宅地並みの固定資産税を設定することや(例えば広い畑の片隅でちょこっとサツマイモを植えているだけで農業をやってますなどというのは認めないということです)、農地を相続する場合、現行では相続するものが農業を営む場合相続税が猶予(事実上の免除)されますが、この規定を厳格化し、相続を受けるものがその農地の50%以上を耕作する場合に限定するといったものです。また、現行では農業委員会を通さない農地の貸借は無効とされていますが、実態は口約束での貸借がかなりありますから、農地を借りているものがきちんと耕作している場合、借地借家法と同様に借地権が発生することにすれば、実際に農業を営んでいる農家の権利が守られることになります。さらに、耕作放棄地をこれ以上増やさないために、向こう10年間すべての農地の転用を禁止する措置をとる必要もあります。要は10年の間農業委員会で転用の可否じたいの審議をしないということです。参入規制を緩和し新規就農をより容易にする一方で転用規制は徹底強化し、「農地を転用したら高く売れる」からとりあえず所有しておこうという所有者のインセンティブを排除し、農地を農地として売却、貸借する方向に誘導するのです。

 これらの制度改正にはさほどお金はかかりません。いくら事務費がかかったとしても戸別所得補償の8000億にはるかとどかないでしょう。しかし、こうした制度改正のほうがおよそ政策とさえいえないバラマキよりもよほど農業の振興にはプラスになるはずです。

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本日で仕事納め

 11月半ばから始まった収穫、出荷作業も今日でひとくぎり。

 なんとか2500箱余り出荷することができ、粗利は一箱平均千円を超える程度で推移したのでひとまず順調というところでしょうか。

 来年は4日の初せりにむけて2日から収穫作業です。予定では2月初旬までてんてこ舞いになるはずです。

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出荷のない日の作業

 集荷が休みの日はだいたい週に1~2日。特段なにもなければ休日にするのですが、今日は育苗箱240箱分のネギの播種。作付面積でいくとだいたい35アール分。

 品種は「夏扇パワー」というけっこう値のはる代物。今年ためしに植えてみたところ出来がよく、来年は作付を倍にすることに。育苗箱一つに種を660粒なのですが、この品種の場合だと6000粒入りが約5千円なので、種代だけで15万を越えてしまいます。種苗費、肥料費、燃料費などなどとにかく農業は初期投資にお金がかかるのでありました。

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師走は支払いの季節

 この時期になると、小作料の支払いをはじめなにかと物入りになります。

 主産品のネギの作付面積は就農初年度の今年は1.3ヘクタールほど。うち年内に収穫・出荷を終える見込みが約0.9ヘクタール。ちなみに来年は約2ヘクタールの作付を予定しているので、その半分以下の収益で新規の作付分の費用を賄わなければならないのです。要するところ自転車操業ですね。

 まぁネギの出来映えが比較的良いので、年末までに値がつるべ落としのように下がらない限り、年が越せないという事態は避けられそうです。

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4日連続で鍋

 ネギの収穫・出荷でおおわらわの毎日、食事といえば簡単なものばかり。というわけで、このところ4日続きで鍋なのです。

 畑から白菜、春菊、水菜をとってきて、あとは、魚やら肉やらと水炊きにするだけ。初日は鶏肉。2日目3日目はコチ(魚です)、4日目は豚肉。そして今日は余った肉類を全部放り込んでといった具合。

 贅沢なのか手抜き料理と言うべきか微妙な感じではあります。

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