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2010年6月

長丁場になったネギの収穫・出荷

 肥料不足気味に加えて春先までの天候不順が響いて、当初6月半ばで終える予定だったネギの収穫・出荷が、やっと半分消化の状況。

 すでに梅雨に入り、雨の合間をぬっての収穫作業は効率が悪くはかどりません。もっとも、梅雨と軌を一にして値段も下がったため、高値のときのように昼夜兼行で大車輪ということもなく、そこそこにマイペースですが・・・・・。

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各党の農業政策

 参議院選挙に向け各政党もそれぞれ選挙公約(マニフェスト)を発表していますが、そのすべてを検証するなど、能力もヒマもありません。が、やはり当事者の一人として各党の農業政策は興味深いところです。

 ちなみに僕も、かれこれ十数年前、農業政策にコミットしていましたが、今にして思えば、ほぼそれらは誤っているか、もしくは的外れなものでありました。むろん悪意があったわけではありませんが、農業の現実を知らないまま文章を書き散らしていたのですから、実態と乖離するのは当然です。各党の政策にいくばくかでも批評めいたコメントをする以上、それが過去の自身への反省を踏まえたものだという点はまず触れておきます。

 さて、与党民主党の農業政策は、「あまりに簡略すぎて評価の仕様がない」というところでしょうか。ひとつひとつの課題について詳述すれば、マニフェストというより百科事典になっちゃいますが、とはいえ、鳴り物入りで導入したはずの戸別所得補償について、「コメの戸別所得補償制度のモデル事業を検証しつつ、段階的に他の品目および農業以外の分野に拡大します」というだけでは、なんのことやらさっぱりわかりません。農林漁業の6次産業化で生産物の価値を高めるという記述もありますがこれまたえらく抽象的でピンときません。具体的といえば、口蹄疫対策は緊急課題として取り上げるのは当然としても、あとは原料原産地などの表示・トレーサビリティの義務付け対象の拡大、学校・老人ホームなどの給食での地産地消が触れられているだけです。要するところ、民主党は農業をどうしたいのかマニフェストでは表明していないということでしょう。

 一方、野に下った自民党はどうでしょうか。分量の多さでは民主党をしのぎますが、もちろん文字の数が多ければいいというわけではありません。「農家が望んでいるのは「戸別所得補償」という名の一過性のバラマキではなく「再生可能な適正価格」と「安定した所得」の両方です」として「経営所得安定制度」なるものを提唱していますが、制度の中身について言及されていないためこれまた評価のしようがありません。また、自民党は民主党の戸別所得補償の対案として「日本型直接支払い」なるものも提唱していますが、美辞麗句をちりばめているだけで、要は民主党とのバラマキ手法が違うというしかわかりません。というかこの点は両党ともに、その政策によって何を実現するのかという未来展望がないため、バラマキのためのバラマキの域をでていません。ちなみに、「JAこそ地域の担い手」というわざわざ特定の団体が登場したのには少々驚きました。自民党はJAの味方ですよとアピールしたつもりなんでしょうが、この種の文言は当然、文章全体の格調を下げてしまいますね。

 どうも、戸別所得補償の導入は、各党にバラマキ公約を書き立てさせるきっかけなったのかもしれません。生産を下支えする直接支払い、環境直接支払い、経営安定対策における生産費の算定基準を地域ごとの再生産価格に見直す三階建ての仕組みを提唱する公明党などは大盤振る舞いのトップランナーといえるかもしれません。ただし、「・・・算定基準を地域ごとの再生産価格に・・・」という点は、民主党の一律バラマキよりは優れているでしょう。

 共産党の場合は、コメは価格保障・所得補償によって、一俵1万8千円を保障してくれるそうで、それがもし本当なら僕も野菜作をやめてコメを作りたいところです。この種の主張は共産党に限らず各党の主張に散見されるのですが(とりわけ共産党と自民党の主張とが妙に似通っています)、価格保障は消費者の負担増、所得補償の費用はもちろん国民の税金から捻出するわけですから、国民に二重の負担を強いることになるのです。そりゃあ、農家にとって一俵1万8千円なら万々歳ですが、あまりに現実味に乏しいといわざるを得ません。

 さて、雨後のタケノコのごとく新党が参入するなかで、いまや老舗の新党といえそうなみんなの党。この党は行革一本槍かと思いきや、農業政策の分野で優れたブレーンがいるのでしょうか。というのは、「直接支払い制度」を導入するという点は他党とおおむね横並びの印象を与えるのですが、減反政策の段階的廃止を前提に、そのうえで対象を「農業を継続する意欲のある者」に限定した点が、バラマキとは装いを異にしているからです。少なくとも対象を明示したことは正当に評価すべきでしょう。ただ、もし既存の大規模農家だけを射程に入れているとすれば首肯しかねますが。

 すべての党の政策を読んだわけではありませんが、食料自給率への言及が、せいぜい「向上させる」程度に抑えられ、50%を目指すだの、60%を目指すだの、将来的には完全自給を目指すなどと荒唐無稽な記述がないのは、それを書かなかったという点で各党を評価したいと思います。カロリーベース自給率を持ち出して、ムダな農水予算の根拠付けにしてきたということが、自給率なるもののカラクリを含めて各党ともに共通認識となりつつあるとすれば、それはそれで喜ばしいことだからです。

 というくらいしか評価できないというのも寂しい話ですが、今回の選挙は農業政策が分水嶺というわけでもなさそうなので、致し方ないのかもしれません。

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ネギの値が急降下

 先月末には1300~1500円だった白ネギの価格(一箱3キロあたりの平均)が、あれよあれよという間に下落、ここ数日は600円台・・・。

 いよいよ田植えもしなきゃならないので(といっても自給用のささやかなものですが)、ここ数日は値動きを注視しつつ、ネギの収穫は小休止なのです。

 ちなみに過去5年のデータを見ると、だいたい5月の連休明けから高値が続き、6月10日を過ぎるとつるべ落としに下がり、お盆の頃まで低価格が続く傾向があります。今年は天候不順もあり、高値の時期もややずれるかと期待していたのですが、いまのところの値動きは例年通りというところでしょうか。

 ネギで一攫千金を狙っているわけではありませんが、安値が続くのはやはり憂鬱なものです。

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農繁期です

 ブログの更新などの暇はなく、ましてつぶやく暇など異次元の世界の出来事なのです。

 ・・・・・、ともあれいまは農繁期。

 日の出とともに始まる一日の仕事が終わるのはカレンダーがかわる頃・・・、なのです。

 今日は運良くPCの画面に向き合っているのですが、女工哀史のごとき労働が来月半ば過ぎまで続きます。もっとも女工哀史と決定的に違うのは、繁も閑も自身の判断だということ。 

 おかげで、せわしない日日もそれなりに楽しいものではあります。

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