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2010年1月

施政方針演説

 おそらく全文をちゃんと読んでいるのは、当の本人である鳩山首相、原稿の起案者はともかくとして、少なくとも国会議員の読了率は相当低いだろうなぁと想像するに難くない首相の施政方針演説。

 ちなみに、施政方針演説は、哲学だけを語れば空虚な抽象論にはしるきらいがありますし、かといって具体的な政策を縷々展開するだけでは無味乾燥になりがちなので、そのあたりのバランスをとり、しかも全体に格調高い仕上がりにするのはかなり難しいものです。そこでよくやる手が、むかしのエライ人の文言を引っ張ってくるやり方。今回はマハトマ・ガンジーが登場しましたが、この手法は自分の言葉に自信がないことを示すものにほかなりません。もっともこの点は鳩山首相に限ったことではありませんが・・・。

 さて、農業にかかわる問題はどう触れられているかといえば、

「わが国の農林水産業を、生産から加工、流通までを一体的にとらえ、新たな価値を創造する「六次産業化」を進めることにより再生します。農家の方々、新たに農業に参入する方々には、戸別所得補償制度をひとつの飛躍のバネとして、農業の再生に果敢に挑戦していただきたい・・・(後略)」

 とあります。

 まぁ前段の抽象的な話は、首相のお気持ちを表したという程度におさえておくとしても、新規に農業をやる人に戸別所得補償が飛躍のバネになるなどというお話は、どう頭をひねっても理解できません。首相に政府の政策のすべてを熟知せよなどとは言いませんが、施政方針で述べたことくらいは正確に理解して欲しいものです。

 今後戸別所得補償がどんな展開になるのかはともかく、少なくとも初年度は、稲作専業はもちろんですが圧倒的多数の兼業農家(農業をやらなくても生活に支障をきたさない収入が別にある方々)もその対象になるため、専業農家もしくは主業農家に農地を売ったり貸したりするインセンティブを封じる可能性が高いのです。仮に10アールあたり年間1万の小作料ならば、休日に田植え、稲刈りをして(10アールなら数日で済みます)、1万5千円の補償をもらうほうを選ぶ確率が高いでしょう。つまり人に貸すより、さほど負担にならない程度の耕作をしているほうがオイシイということです。となれば、新規就農者にしてみれば、所得補償制度は飛躍のバネどころか壁になってしまいます。

 どうやら、「いのちを守りたい」という鳩山首相の冒頭の台詞は、農業で生活、もしくはこれから生活しようとする人々の「いのち」は除外されているようです。

 

 

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稲わら撒き

 干拓地にある畑は、当然ながら砂地なので、風が吹けば砂が飛び、そのたびに畑の両端に堆積、畑の真ん中が低くなってしまいます。

 そこで、砂が飛ばないよう、稲わらや麦わらを畑に撒いて鋤きこみます。今日は、収穫を終えたばかりの60アールの畑にわらを撒きトラクターで鋤きこんだのですが、さほどの体力はいらないものの、寒風吹きすさぶなか、ようやく日暮れ前に完了。

 ちなみにこの畑、次の白ネギ定植に向けて元肥を入れるのは直近でも3月末の予定なので、当分放っておくことになります。

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PHの測定

 土壌PHを測るため、「PHテスター」という測定器を取り寄せ(2万円くらいの、どちらかといえば安いやつ)ました。

 ちなみに測定器を直接土に差し込めばいいものだと思いきや、容器に水を入れ、そこに測定する畑の土を入れ、攪拌したのち10分程度土が沈殿するのを待って、その容器に測定器を浸けて測るという意外と面倒な仕組みでした。なにせ、猫の額みたいな畑が計9ヶ所あるので、PH測定だけで2時間以上かかっちゃいました。

 一般に日本では酸性土壌が多いといわれていますが、これまで何十年にわたってさまざまな肥料を投入してきたであろう畑の土壌酸度はおそらく千差万別だろうと思われます。実際9ヶ所の畑のPHの値はバラバラ。まぁどちらかといえば微酸性でしたが。

 ともあれ、土壌酸度の調整の有無を各々の畑ごとに確かめることができました。技術力に劣る初心者としては、失敗を最小限にとどめるためにもこの種のデータ収集は結構大切なことだと思っています。

 

 

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白ネギ出荷終了

 約1ヶ月にわたった冬ネギの収穫・出荷がやっと終わりました。まずはほっと一息。

 連日おんなじ作業ばかりだったので、出荷を終えたあと、久しぶりにトラクターを駆って収穫したばかりの畑を耕起。数日中に稲わらをばらまき再度トラクターですきこむ予定です。ここは干拓地なので、風が吹くと砂が飛散するのを防ぐ必要があるため。

 山手にある畑も耕起したのですが、こっちは3~4月に定植予定なので、植えた苗の風除けのための小麦の種を播く準備です。

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急に春めいてきました

 先日来の寒波が収まるや、春の陽気がやってきました。ぽかぽかお天気のもとネギの収穫は、あいかわらずぼちぼちです。

 一日一列のネギを収穫しているのですが、列の長さは150メートル。まずネギを土中から抜くのに2時間半。つぎに根を切るのですがこれも大体同じくらいかかります。そして今度はネギを束にして葉を切りそろえ、軽トラに積み込み作業場に運ぶのですが、軽トラだと2往復しないと運びきれません。朝9時頃から始めて終わるのが夕方5時過ぎ。最近は少しづつ日が長くなっているので明るいうちに作業を済ませることができるようになりました。

 すべて手作業ですが、マイペースでやっているので、まぁのんびりしたものです。

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ここんとこ寒くて寒くて・・・。

 一昨日、昨日と雪。そして今日は昼過ぎまで雨。というわけで、ネギの収穫ははかどりません。でも、収穫しないと調整も出荷もできませんから、雪と風にあおられながらもちょこちょこと収穫しては、ちょこちょこと出荷。

 明日は集荷が休みのため、収穫したネギはすべて今日出荷したあとは、箱作りに専念。

 次の段取りもあるので、なんとか一月中に終えたいのですが、天候に左右され微妙な状況です。

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収穫の合間の種まき

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 今日、明日は集荷がないため、ネギの収穫・調整作業はお休みで、その合間をぬって小さいトンネルを3つこしらえ、ペーパーポットで150箱のネギを播種。品種は夏扇パワーとホワイトスターが半々。冬場は、暖地でもハウスもしくはトンネルで育苗しないだめで、定植まで2ヶ月はかかる見込みです。

 15時30分ごろにトンネル内に苗箱を並べ終えたので、夕刻は初夏とり予定のネギに施肥。今回は10アール当たり、尿素、塩化カリを各3キロづつ。ネギ農家では追肥に801という20キロ袋に窒素、リン酸、カリが8%づつ入った肥料(ハチハチハチとも呼んでいますが)を10アール当たり1回につき40キロ施すところが多いのですが、豚プンやら石灰窒素を入れているため、どうも複合肥料が使いづらく、単肥にしたのです。が、尿素やら塩化カリやらを周囲で使っているのを見かけないので少々不安ではあります。

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ギャル農業

 「ギャル革命」を掲げ弱冠19歳で起業、最近「ノギャル」プロジェクトなるものを立ち上げ、「シブヤ米」作り、ギャルママ野菜収穫ツアー、イケてる農作業着企画などを展開中といういうのが、「ギャル農業」の著者、藤田志穂さんだそうです。

 この本、学術書ではないんで一気に読破。感想はといえば「おもろいでんなぁ」というところでしょうか。ひょっとすれば、藤田さんという方のバックには、商売上手なブレーンがいるのかもしれませんが、ギャルと農業というミスマッチの意外性よりも、彼女が農業に素直に誠実に向き合う姿が至極単純に伝わってくる一冊でした。

 ちなみにこの本は新書には珍しくカラー写真入り。農作業にいそしむ「ノギャル」たちが掲載されているのですが、姿がもろ肌なのは、ほほえましいというか、まぁそれもご愛嬌かもしれません。

 ともあれ、農業といえば後ろ向きの話が圧倒的に多いなかで、ポジティブに農業と向き合う、しかも「ギャル」がいるというのは、喜ばしいかぎりです。

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初出荷

 今日から出荷のため、2日から大車輪でネギを収穫、そして調整作業。まずネギの畝を管理機で崩したあと人力で抜いていきます。そしてこれまた人力で根を鋏でチョッキンチョッキン。それが済むとネギを束にして葉を均等に包丁で切りそろえて、軽トラに積み込み作業場へ。ネギの皮をむき、サイズごとにまとめて結束、箱詰めして完了です。例えばLサイズの場合3本ごと結束して10束を箱詰めします。Mの場合が4本になります。ちなみにネギの白い部分が30センチ以上あれば秀品。未満だと優品となり値が下がります。

 ともあれ、本日は180箱出荷。人海戦術で一日2000箱出荷するところもありますし、家族営農でも機械化を進めているところでは400箱程度出荷可能のところも少なくありません。それに較べれば180とはじつにささやかなものではあります。

 例年、正月明けから一月半ばくらいまでは高値、それを過ぎるとだんだん値が下がっていく傾向があるので、ここ一週間でどれだけ出荷できるかが課題です。

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