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2009年10月

畑の排水

 平坦なように見えても、雨が降ると必ず畑のどこかに水溜りができるのは、微妙な高低差があるからです。

 そこで、畑の周囲に溝を掘ったり(白ネギの管理機(通称畝上げ機)を使います)、場合によっては、鍬とスコップでえっちらおっちら土を取り除いたりして、排水対策を講じています。

 今日などは、川につながっている配水管の中が土砂で詰まっているため、、掘り返し、管の中の土砂を取り除いてまた埋め戻すという迂遠な作業をやっておりました。

 栽培のことばかり考えているとついつい忘れがちになるのですが、畑のメンテナンスも大切ですね。

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大河ドラマ「黄金の日日」

 わがど田舎では、テレビはケーブルでして、なぜか(おそらく高齢者が多いゆえだと思いますが)時代劇専門チャンネルを見ることができるのです。(ちなみにスカパの類は別料金になります)

 このところ午前中の野良仕事はだいたい11時30分ころに終え、正午まえにはテレビの前にスタンバイ。大河ドラマ「黄金の日日」のオープニングを待ちかまえます。

 このドラマは、松本幸四郎(当時は市川染五郎。ちなみに松たか子のお父さんですが)演じる助左という商人が主人公なのですが、彼が裸一貫からたたき上げ、船を手に入れ、海外貿易に乗り出し、一代の貿易商人として大をなしていく過程で、戦国時代のエポックに遭遇しつつ中世から近世への過渡期を生き抜いていくというドラマなのです。

 躍動感あふれる展開は、いま放映されている「天地人」の比ではありません。あくまで僕の主観ですが・・・。ただ、躍動とは「生」を随伴するからこそ意味があると思うのですが、この点、「生」への渇望がドラマ全体のモチーフとして貫かれていると感じるのは僕だけではないと思うのです。

 話は飛びますが、このドラマで織田信長演じる高橋幸治さんの大ファンなのです。信長役といえば、役所広司、高橋英樹、吉川晃司、渡哲也、緒方直人、藤岡弘、石橋凌・・・、と、大河ドラマだけでも多士済々ですが、とことん冷徹、そしてほんの少しだけ哀愁を漂わせた高橋幸治=信長を超える信長はいないと僕は確信しています。

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久しぶりにネギ畑の草とり

 夏場ほどではないにせよ、比較的暖地に位置することもあってか、ちょっと目を離すと雑草が頭をもたげてきます。

 ここ半月ほど、定植を控えての圃場整備に比重がかかり、現在生育中のネギはついつい後回しになってしまっている鬼の居ぬ間に雑草はしっかり畑を席巻していたのでありました。

 畑全部の草とりとなれば根を詰めてやっても一週間はかかりそうな気配。が、そればっかりにかかりきりになるわけにもゆかないので、とりあえずネギの根元の雑草を引っこ抜くことに。それでも今日で二日目。なんとか明日中にはメドがたちそうな気配です。

 草とりって体力勝負じゃないので肉体疲労はさほどではないのですが、辛気臭い作業ではあります。大事な作業なんですけど・・・・・。

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農業に向く人、向かない人。

 他人のことを気にするほど余裕があるわけでもないのですが、秋の夜長ふと思いついてしまったのです。

 例えば僕の場合、体力にさほど自信があるわけでなし、作物を栽培するという点ではまったくのど素人、機械音痴のうえに操作も下手くそといった具合ですからほぼ素質はゼロ。向き不向き以前の問題かもしれません。

 もっともこの種の話は、その人がやりたいという気持ちが第一義なので、向き不向きなどにわざわざ客観的な指標をつけることもないし、またそんなことできないのかもしれません。

 ただいくつかいえることはあります。農業は例えば今日種を植えれば明日収穫できるというわけではありませんから、長いスパンで考えないといけません。その点ではすぐに成果を求めがちなタイプの人には合わないでしょう。

 また、仕事ができる有能な人でも、上から与えられたことを着実にこなすタイプなら農業にはなじめないはずです。農業は個人でやる場合(ほとんどがそうですが)、一から十まで自分で組み立てるわけですから。

 となれば、企画精神旺盛でかつそれを自分で気長にこなすことができる人が向きということでしょうか。

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軽トラ購入

 1台ではどうも不便なため、軽トラを新たに購入しました。新たにといってもすでに耐用年数が切れたオンボロ。外見はあちこち錆び付いてもいるのですが、エンジンとタイヤを付け替えてもらったうえに車検代込みで20万円とかなり格安なので二つ返事で買うことにした次第。しかもまだ3万キロしか走っていないので、「まぁ、5年は大丈夫でしょう」と中古車屋さんも太鼓判。

 とりあえず、いまのところは、農道を快走しています。

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フンフンフン!

 ここ数日はウンコまみれの日々・・・。

 来月からいよいよネギの定植をするため、元肥の豚糞をせっせと畑に播いているのですが、鶏糞よりはマシとはいえ(鶏糞はとにかく思いっきりくさいのです)、所詮ウンコはウンコ、播けば播くほどかぐわしい香りが辺りを席巻します。

 ウチは超零細なのでたいした量じゃないんですが(それでも3トンでっせ!)、豪農のなかには、買占めて倉庫にうず高く積み上げている方もいらっしゃるとか・・・。

 ウンコを買い占めるなんて都市住民には信じられないかもしれませんが、積み上げたウンコの高さが農家にとってはステイタスシンボルなのですぞ!

 ・・・・・、てなことをご理解いただいたうえで、農民にプラスになる政策を実現していただきたいものです・・・。

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オリオン座流星群

 そろそろオリオン座流星群の天体ショーの時間がやってきます。

 今晩はちょっと夜更かしして、東の空に注目です。

 ちと寒いので、焼酎のお湯割りを片手に天体観測にいそしむかな・・・。

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肥料が高い!

 とにかく肥料の値段が高いので困ります。そりゃあ世界の人口増で食料需要が増えれば当然肥料の需要も増えるわけで、まして肥料の原料の多くを輸入に頼っている日本なんぞはもろに影響を受けるのはあたりまえ。さらに、肥料価格高騰のなか国内生産物の価格はそれに反比例して低迷するのは、これまた安い輸入モノのおかげです。

 でも、「なんぼがんばっても肥料代で足が出る」やら「農業は儲からない仕組みになっている」と嘆いても解決するわけではありません。かといってさほどの知恵も湧いてはこないのですが、とにかく肥料費を抑えることしかありません。

 これは誰しも考えることですが、化成肥料が高騰したので有機肥料に置き換えることも一案。化成肥料が安く手に入った頃は、かさばる有機肥料は敬遠されがちでしたが、現状では手間がかかるとはいえ価格面でややオトクなため、近所の畜産農家は門前市をなしています。僕の場合、一部の畑に石灰窒素を投入する以外元肥はすべて豚糞にしようと、近くの養豚場に3トン注文しています。(ここ数年注文がうなぎのぼりで、できれば半年くらい前から予約してもらっとくほうがありがたいと言われちゃいましたが)

 ちなみに20㌔100円なので3トンで1万5千円也。さらに追肥でも高い複合肥料を避けて単肥(もっともこれも例えば「ようりん」などは、数年前千円を切っていたのがいま2千円を超える高騰ぶりですが)を組み合わせれば、なんとか数千円ほどの経費削減が可能です。

 ともあれこんな調子で生産費圧縮の作業に精出すのもわりかし楽しいものです。

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本日は農家総動員の草刈り

 朝7時になると集合場所は、草刈機を積んだ軽トラで芋を洗うような賑わいぶり。土地改良区が招集する草刈りは区域内の農家が総動員されるため、おそらく村にある軽トラの過半以上が一堂に会したのではないかと思われます。

 人海戦術が奏功して、草刈りじたいは2時間ほどで終わり、おみやげにお茶のペットボトルを一本いただいて帰ったのでありました。

 ただし、そろそろ晩秋にさしかかっているというのに雑草はすこぶる元気そうで、草刈りくらいではめげそうもなさそうです。

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青菜が好きなもので

 チンゲンサイ収穫(というほどでもありませんが)後の畑に、小松菜、シュンギクそしてチンゲンサイの種も余っていたので少し播きました。

 チンゲンサイも小松菜も同じアブラナ科なので連作は避けたほうがいいとは思いつつ、小さい畑だし(出来がよければ何かのついでんに市場に出すつもりですが)、食膳に青菜のおひたしがいつもあるほうがいいなというささやかな理由で連作を強行したのです。

 鶏糞を播いて鍬で耕しただけの畝に種をパラパラ播いて、あとは水をやるだけです。一応有機栽培なのです。ちなみに別の科のものも植えておくと虫害が避けられると教えられたのでシュンギクを植えたのですが、果たしてどの程度効果があることやら・・・。

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なぜか冬瓜を収穫

 夏までカボチャを植えていた畑も、ネギの定植に備えそろそろ整備しなくちゃと、おっとり刀で、カボチャの残骸やら蔓やらを取り除いて、敷いていたマルチをはがそうとしたのですが、畑のあっちこっちに大きな冬瓜が実っていたため、50個ほど収穫しました。

 カボチャの苗しか植えてなかったはずなんですが・・・。不思議です・・・。

 ともあれ野生の冬瓜の味覚が楽しみです。

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施肥設計

 11月から師走にかけていよいよ白ネギの定植を予定しているので、ぼちぼちと元肥の準備をと、時間が空くと、あっちこっちのホームセンターを行脚、値段の調査をしています。使う量が多いので50円、100円の差も結構なものになるからです。

 さて、施肥じたいは肥料の三要素と呼ばれる、チッソ、リン酸、カリを元肥と追肥でバランスよく配分することが基本になるようですが、これがモノの本やら、農協の資料なんぞをみてもばらつきが多いのです。例えば白ネギの10アールあたりの元肥、追肥あわせた施肥量にしても、ある資料ではチッソ25キロ、リン酸37.8キロ、カリ25キロとされているのですが、県の農政部が出している施肥土壌改良指導指針という文書では、チッソ、カリは20キロ、リン酸は元肥のみで15キロという具合です。リン酸の施肥量は倍以上の開きがあります。近在の農家では三要素が20キロ袋に8%づつ均等に含まれている化成肥料を使っているケースが多いのですが、これを律儀に使って仮に前者の資料どおりの施肥量にしようとすると費用はばかになりません。

 結局、いろいろ調べた結果、施肥量がもっとも少なめの県の指針に従うことに。ちなみに今回定植するのは50アールなのですが、あっちこっちでちょこちょこと借りているため計4ヶ所に分かれています。そのうち2ヶ所には線虫対策を兼ねて石灰窒素を散布、あとの2ヶ所には豚糞を3t入れる予定です。石灰窒素だと元肥としてはもちろんチッソしかないわけですから、リン酸、カリを投入する必要があります。豚糞の場合は、三要素の含有率に肥効率をかけて大体の量を算出します。さらに必要量を投入する際の費用もはじき出すのです。

 施肥設計は栽培計画の柱であると同時に経営計画の一環なんだなぁと実感しつつ、野良仕事の合間に電卓をたたく今日この頃です。

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本日は稲刈り

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 百姓のメインイベントといえば、やはり田植え、そして稲刈り。

 13アールの小さい田んぼに自給用にちょこっと作っているだけなのですが、米を作っていると根拠はないのですがなにかしら百姓気分が満喫できるのです。

 ちなみに、さほど重労働ではありません。朝は10時頃から始動。まずバインダーで田んぼの端の稲を刈り、コンバインが入れるようにします。あとはコンバインにお任せ。2条刈りの小型なので時間はかかりますが、稲を刈って脱穀もしてくれますからラクチンです。ただし、脱穀後米袋に入れるまではコンバインの仕事ですが、この30キロ袋をライスセンターに運ぶために軽トラに積む作業は人間がやらなければなりません。といってもせいぜい40袋ほどですから、いい運動をしたなという程度ではあります。

 収穫高はだいたい800キロ。石高に直せば5石強です。貧乏足軽か中間奉公の給金くらいでしょうか。

 ともあれ秋晴れのなか、のんびり収穫を楽しんだのでありました。

(注)写真は、ガス欠のためしばし休憩中のコンバイン君。

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麦の種まき

 きょうは早朝から麦の播種。

 11月半ばに白ネギを定植予定の約30アールほどの畑に、先に麦の種をまくのです。約1メートル間隔で麦の種を一列にまき、そこそこ伸びたころにネギをその間に植えるというわけです。要はネギの風除けのためなのですが、1時間ちょいもあれば終わるだろうと思いきや、肝心のネギの定植よりも手間がかかりました。

 というのは、自家製の麦なもので、細かいゴミやら虫やらがけっこう混じっているため、播種機だとうまくゆかず、手播きしたあと、脚で土をかぶせていくという悠長な作業をするはめに・・・。結局半日を費やしたのでした。

 まぁ、誰かに急かされているわけでもないので、どうってこともありませんが。

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台風が近づいてきました

 雨はさほどでもありませんが、強風警報が出ているので用心するにこしたことはありません。

 気象台の予報では、僕の住んでいる地域はちょこっと掠る程度みたいですが、もし風が強くなれば、ネギ畑と田んぼの夜回りにいくつもりです。排水などの対策は講じているので直撃でない限り大丈夫だと思うのですが、念のため夜更かしです。

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零細農家って誰のこと?

 政権交代の結果、自民党、農水省、農協のトライアングルで仕切ってきた農政も、転換を迫られそうな気配です。

 巷間騒がしいのは、民主党が農村票の獲得を狙って打ち出した「戸別所得補償」の行方です。むろんこれは必要です。というのは、農産物輸入自由化で、かつてのように価格政策が採りえない以上は、所得政策に置き換える以外にないからです。ただし、スキームが見えない段階では云々できませんが、一歩間違えれば単なるバラマキ、ある論者によればこれぞ究極のバラマキになる危険性は十分あります。

 まぁ、いずれは明らかになるのでしょうが、ネギを主産品にしているワタクシにはあんまし影響はなさそうですね。

 さて、話は変わりますが、これまで、例えば農地法改正となれば企業の農地参入を認めれば零細農家が大変だとか、減反をやめたら零細農家は米価の下落に対応できないといった議論が必ずありました。「零細農家を守る」という錦の御旗は、野党はもちろんあるときは与党からも高々と掲げられたものです。

 でも、実はこの零細農家っていったい誰なの? っていう一番初歩的な話が、実は曖昧模糊としていたのです。販売農家のうち農業収入ではやりくりできない農家は圧倒的な多数派ですが、そのほとんどは、別に安定収入を得ているものが多いのです。しかも農業では食えないから仕方なく他所で働いているというケースは事実として非常に少ないのです。

 少なくとも農業政策と銘打つのであれば、それは産業政策であるはずです。その政策対象は、農業という産業で食っている人たちであるはずです。しかし、これまでの農業政策はそうではありませんでした。農業が衰退した問題の根源は、農業だけで生計を立てている者への対策を怠り、対象となる農家をむやみに広げ、予算が膨らめば膨らむほど政策のピントがぼけていったことにあるのです。

 民主党政権が、ピントを合わせることができるかどうかは、いまのところわかりません。ただ、集票よりも政策を優先させたならば、ホンマの農業政策の展開が期待できるかもしれません。

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天気予報

 今日は、白ネギを約5アール分播種。二人がかりで一時間ちょいで終わるので、次は定植予定の畑に麦を植えるつもりなのでした。

 ちなみに麦を植えるのは、定植したネギが小さい間の風除けのためなのですが、天気予報は曇りのち午後から雨。加えて台風18号が8日あたりにもやって来そうなので、麦の種が強風と大雨で流されてしまっては元も子もないと、とりあえずは台風一過ののちにやることに。その代わりにせっせと畑の排水整備にいそしんだのです。

 が、結局夕方まで雨は降らず、いまのところ気象台の予報は週末まで曇り。じゃあ麦の播種をすればよかったのにと思いきや、予報は台風の動向によって変わりますので注意されたしとの注釈付き。

 ともあれ相手は自然なんで、予報なんぞ所詮は人間業に過ぎないはずなのですが、それに振り回されちゃってるのでした。星占いよりは精度は高いと信じつつ、見上げた空からはいまのところ一粒の水滴も落ちてはきません。

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雨上がりはトラクターに乗って

 二日ほど雨が降っただけなのに、畑のあちこちに雑草が頭をもたげてきます。

 そこで、晴れが続いて土が乾いたころを見計らって、年内定植予定の畑を中心にトラクターで耕起。まめにやればそれなりの除草効果もあるのです。もちろん除草剤を使うという手もありますが、多用したくありませんし、除草剤を散布してもひとおおり雑草が枯れた頃には新たな雑草が生え始めていますから、雑草との戦いはどう転んでもいたちごっこです。

 決して、もちろん不毛ではありませんが、雑草とのめんどうなお付き合いはもうしばらく続きます。

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雨の日は

 百姓は、作物と天気の都合で仕事内容が左右されるので、土日祝日や連休とは無縁の世界です。

 今日のように雨の日なんぞは、畑の様子を見回り、出入金伝票の整理と元帳記入、時期の栽培計画(種苗費やら肥料費などの見積)やら作業場の片付けなどに費やします。誰かに急かされてやってるわけではないのでいたってマイペース。それが終わればあとは読書三昧という次第。

 長雨や豪雨は困りますが、土を湿らせる程度ならば、作物はもちろんですが百姓の日々の暮らしに一寸潤いを与えてくれる恵みの雨と言えそうです。

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