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2009年9月

つくることは楽しい

200909261445000_2200909280929000_2200909290850000_3 微妙に写真の角度は違いますが、一応同じ方向からの風景のつもり・・・。

 まず一番左は開墾前、まんなかは草を刈ったあと、そしてトラクターで耕起して畑らしくしたのが右の写真です。

 農業やってるつもりなのになぜか大半は土木作業なのは、新規就農者の宿命かもしれませんが、むしろそんな仕事が楽しこと、楽しいこと・・・。

 僕が農業をやると言ったら、ほぼすべての知友の反応は、「農業が悪いとは言わないけれど、ほかにやることはないのか?」というものでした。でも、つくることの喜びが得られない「場所」と比べれば大違い・・・、ってことをいま実感しています。

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三角点の開墾

200909261445000200909261445001_2200909261613000_3  「ネギもちゃんとできるよ。まぁ3、4年は草がようけ生えるやろうがな」との言葉どおり、草ぼうぼうの畑を借りることになりました。10アールちょいの実にささやかなものですが、雑草は全然ささやかではありません。

 写真は、草刈り前の風景。1年放っておいただけでこんな具合なのです。「遊休農地を蘇らせるぞ!」との高邁な決意のもと、マムシとの遭遇を恐れつつ、とりあえずは草刈り、そして野焼き。目の前に広がる大地はフロンティア精神をかきたてますと言いたいところですが、現実は猫の額くらいの荒地との格闘なのでありました。

 それはそうと畑の隅っこに、国土地理院謹製の四角の三角点を発見。なんでこんなとこに地図記号があるんや、と、内心平凡なリアクションをしつつ、黙々と周囲の草を刈った次第です。

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農業のいびつさ

 「農業には市場原理でははかることのできない価値がある」という言説は、まったくもってそのとおりです。僕自身そうした言い回しを多用した経験もあります。

 が、かつての自身の無責任な物言いへの大いなる反省もこめて、この種の「正しい」言説は農業の未来構想を歪めてしまうか、農業への幻想をかきたてることに貢献することにしかならないと断じたいのです。

 さほど難しい話ではありません。もし農業という産業分野に市場原理が冷徹に貫徹されているならば、そのオルタナティブとして前記の言説は当然あるでしょうし、それを深めることの意味は大きいはずですが、そうではないということなのです。

 一例を挙げます。需要に供給が追いつかなければ当然モノの値段は上がります。一方、供給過多なら値段は下がります。しかし、不思議なことに農業の現場では供給過多なのにその変動が小幅なのです。農業機械にせよ、肥料にせよ確実に需要が減っているのに値は下がらないのです。理由を述べると細かくなるのでひとまず個別具体的な話は捨象して、要するところ市場原理を歪め、不利益を農家(農業で生計をたてているものに限る)に押し付けるシステムが機能しているということだという点を指摘しておきます。

 ともあれ、市場原理のあたりまえの世界に農業を俎上に乗せることが、その次を考えるうえで先決なのではないかと痛感する今日この頃です。

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チンゲンサイの栽培

200909200848000  白ネギが柱になるものの、若葉マークはえてして怖いもの知らずというわけで、カボチャ、小松菜、チンゲンサイなどにも挑戦しようと、まずは、ちょこっとだけチンゲンサイを植えてみました。

 いまのところ実験の域は超えませんが、ご多分に漏れず虫たちのご馳走になりつつも、それなりに成長しています。

 チンゲンサイを選んだ理由は、

(1)労働時間が白ネギより少ないこと、(2)生育期間が短いため失敗した場合のリスクを抑えられること、(3)登録農薬が少ないため、必然的に減農薬、有機栽培を選択せざるを得ないこと(どうせやるなら可能な限り環境負荷の少ない栽培法でいきたいものですし)、などです。

 今回は、土つくりのために牛糞を、播種前に鶏糞を施肥、あとは毎日水をやるだけでしたが、成長に伴って虫食いが顕著になってきたので、有機JASでも使用が認められている生物殺虫剤(BT剤)を散布しました。

 収穫は10月初旬の予定です。

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白ネギ播種

200909200847000_2  今日は、育苗ポット30箱に白ネギの種まき。だいたい1週間程度で発芽し、40日めくらいで定植します。収穫は来年5~6月の予定です。

 ちなみに白ネギ栽培にはいくつかのやり方があります。周囲で一番ポピュラーなのは、畑に直播し苗が大きくなったところで移植する方法。なかには移植せず直播のまま成長させる農家も散見されますが、おおむね移植栽培を採用するところが多いようです。

 僕の場合は、ポット育苗と呼ばれているもので、別の場所で育てた苗を一定程度成長したところで畑に定植する方法です。

 今回播種した30箱は、作付け面積にして約5アール分。最終的には50アール程度作付する予定で、これから5日おきに順次播種していく予定です。一度に50アール分すべてを播種しても作業じたいが大変だというわけではないのですが、5~6月の収穫となると、ネギが抽台する時期ともろに被るため、良品の比率が低下してしまいます。そこで、比較的抽台率が低いといわれる種子を使って、かつどの時期に播種すれば抽台回避に一番効果的かと、いわば実験も兼ねて時期をずらして播種することにしてみたのです。

 果たしてどうなるか?

 そりゃあ、やってみないとわからない未知の世界です。

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土地探しは結構大変

 日本の農地は荒廃する一方、耕作放棄地は埼玉県の面積に相当するとのことですが、じゃあ俺がやってやろうじゃないかと意欲満々の新規就農者がやってきてもどういうわけかなかなか耕作地を得られないのが不思議なお話。

 理由はいくつもありますが、それはまた後日の話題として、要するところ、農業のスキルをなんとかかんとか身につけたとしても、僕のようにまったくの素人にしても、自分なりに経営計画を練ろうにも耕す土地がなければやりようがないのです。当然のことですが。

 僕の場合、いくつかの小さな畑を借りるメドがついたのですが、これもあくまでたまたま、偶然の類でして、おそらくは経営云々以前に、そもそも新規就農にこぎつけることじたい宝くじに当たるような、しかも大当たりと思いきやジョーカーだったってことが多々あるってのが実態のようです。

 ともあれちょこっとだけど耕す土地があるというところまでまずはたどり着いた次第。ものをつくるよろこびを満喫できるかどうか、暗中模索の日々の始まりです。

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