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一般財源化と暫定税率

 先日来不思議でならないのは、道路特定財源の一般財源化に踏み込みながら、暫定税率は維持するという福田首相の提案。

 一般財源化するということは少なくとも道路整備の費用を捻出するための暫定税率の存在理由もないはずなのです。福田首相はしきりに環境問題に言及されるのですが、それは次元の異なる話だからです。

 もちろん環境政策の充実は必要ですし、そのための財源を確保することも当然です。環境に負荷を与える行為に租税を課すことそれじたいには僕も異論は差し挟みません。が現行の暫定税率は道路特定財源とひとくくりで語られるべきものです。

 ガソリン税の税率を現行のまま維持し環境問題に対応するというのなら、暫定税率ではなく、恒久税にするとはっきり言うべきでしょう。税の性格が変わるのですから、本気ならそう開き直ってでも国民に理解を求めるべきなのです。

 話は変わりますが、衆議院で与党が3分の2以上を占め、参議院は野党が過半数を抑えているというきわめていびつな逆転国会のおかげで、与党側が法案を通すのに四苦八苦するのは当然です。しかし、最後は再議決になっちゃうケースが多いため、野党側も攻めあぐねる場面が増えてきました。一方、与党にとって3分の2議決のありがたみは手放せないものになりました。その結果、野党が追い詰めれば追い詰めるほど解散が伸びるという奇妙な状況が生まれつつあります。

 与党、野党ともに極めてまれば歴史的な経験の真っ最中なのかもしれません。

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