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議長あっせん

 大山鳴動して鼠一匹というところでしょうか。

 「つなぎ法案」は筋が悪すぎますから取り下げるのは当然としても、あっせん案は与党にとっては渡りに船だったと言えますね。結果的には予算案・関連法案の年度内成立を担保したわけですから、民主党命名による「ガソリン国会」は閉幕したといって過言ではないでしょう。

 ちなみに与野党が議長あっせんを受け入れたのは、もちろんねじれ国会が背景にあるにせよ、要するところいい意味でも悪い意味でもいわゆる「国対政治」が機能していないことにあります。

 ことの良し悪しはべつにして、現実問題として「予算案」は与野党にとっての主戦場であるにもかかわらず、結果的には与党が勝つことが憲法上保障されているのです。そのことを踏まえて野党側も国会戦術を組み立てないと、単に日程上の駆け引きだけでは限界があります。というのは今回の「道路特定財源」の問題についても、議論の中身にはさまざまな評価があるにせよ、本来的には純然たる政策論争のお話ですから、例えばそれだけで国会審議をストップさせることは難しいからです。(いくらなんでもけしからぬ法案を出したから審議そのものに応じないなんてわけにはいきません。それに予算案とそれに直結する歳入関連法案の場合、その審議を遅らせるためのマクラ法案もありません)

 また一般的には40を超える税制を一括して「租税特別措置法」として審議するのはおかしいとの疑問はあるでしょうが、これまで一貫してそうした審議を与野党ともに了としていたわけですから、今回に限ってガソリン税を分離せよというのは少々無理があります。

 いずれにせよ仕切り直しとなったのですから、税財政のマクロな議論を期待したいものです。

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