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2008年1月

議長あっせん

 大山鳴動して鼠一匹というところでしょうか。

 「つなぎ法案」は筋が悪すぎますから取り下げるのは当然としても、あっせん案は与党にとっては渡りに船だったと言えますね。結果的には予算案・関連法案の年度内成立を担保したわけですから、民主党命名による「ガソリン国会」は閉幕したといって過言ではないでしょう。

 ちなみに与野党が議長あっせんを受け入れたのは、もちろんねじれ国会が背景にあるにせよ、要するところいい意味でも悪い意味でもいわゆる「国対政治」が機能していないことにあります。

 ことの良し悪しはべつにして、現実問題として「予算案」は与野党にとっての主戦場であるにもかかわらず、結果的には与党が勝つことが憲法上保障されているのです。そのことを踏まえて野党側も国会戦術を組み立てないと、単に日程上の駆け引きだけでは限界があります。というのは今回の「道路特定財源」の問題についても、議論の中身にはさまざまな評価があるにせよ、本来的には純然たる政策論争のお話ですから、例えばそれだけで国会審議をストップさせることは難しいからです。(いくらなんでもけしからぬ法案を出したから審議そのものに応じないなんてわけにはいきません。それに予算案とそれに直結する歳入関連法案の場合、その審議を遅らせるためのマクラ法案もありません)

 また一般的には40を超える税制を一括して「租税特別措置法」として審議するのはおかしいとの疑問はあるでしょうが、これまで一貫してそうした審議を与野党ともに了としていたわけですから、今回に限ってガソリン税を分離せよというのは少々無理があります。

 いずれにせよ仕切り直しとなったのですから、税財政のマクロな議論を期待したいものです。

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「ガソリン国会」に思う

 風邪をこじらせて以来もう二週間以上、体調不良が続き実に憂鬱な日々・・・。先日はさすがに外回りを控え休養をとったのですが、国会中継を見てますます不快感が高揚した次第。

 ガソリン税の暫定税率を維持するいわゆる「つなぎ法案」に至ってはブラックユーモアの世界と言うべきでしょうか。

 前にも書きましたが、今回の件はあれやこれやの政策課題とその財源問題を云々すればするほど事の本質が見えにくくなります。

 要は特定財源を一般財源化することが基本課題だということです。暫定税率の維持は道路特定財源を維持することとイコールですから、一般財源化にあたって暫定措置を廃することは複雑な理屈を必要としません。一般財源化は今後の課題で当面暫定税率を撤廃するなどというのは政策判断としてはあり得るでしょうが、問題の本質はあくまでも税率ではなく特定財源そのものの性格にあることは認識しておく必要があります。

 ちなみに暫定税率分を環境税にすべきとの意見もあります。むろん僕も炭素税は早期に導入すべきですが、広義の環境税としては環境負荷を与えるものだけでなく、環境の恩恵に浴するものも含めていくつかの新税を構想すべきでしょう。

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もはや「経済一流」でない

 大田経済財政担当相の「経済演説」はいまさら驚くに値しないものです。

 日本経済が一国で自立できていないことはすでに明らかだからです。僕は5年以上前から、内需拡大のために国民生活に的を絞った財政出動をすべきと主張してきました。べつに突飛でもなんでもなく、不景気の時には政府が景気を下支えをし、好景気の時には財政を締めるというあたりまえのことを述べていたに過ぎません。

 国民生活だけを延々と締め付けておいて、なにをいまさらという感は否めないですね。

 てなことを書きつつTVに目を移すと、ニュースに大田さんが登場なさっていますが、どうも世界経済のグローバル化に追いついていないなどとおっしゃってます。そのうえ足元の日本経済はそんなに悪くないとのご発言も・・・。

 大田さんはグローバル化に対応しなければと力説されますが、それは腕の力でホームランを打てるようにしようというようなもの。足腰が弱っていることこそ直視すべきでしょう。

 ちなみに大田さんが示す処方箋は、成長力の強化、財政の健全化などといったもの。これらは経済状況がどうあれ政策として不断に追求すべきものじゃないんでしょうか。

 一見インパクトがありそうで、実はなにも語っていない演説と評価して差し支えなさそうです。 

  

 

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暫定税率撤廃へ

 僕が所属する社民党も、道路特定財源の原資となるいわゆるガソリン税(揮発油税および地方道路税)の暫定税率撤廃を決め、民主党と歩調をあわせることになったようです。

 僕も党の決定を受けて存分に訴えていきたいと思います。

 ちなみに、この問題の本質は、単にガソリンが高いから税率を下げよというレベルでは当然ありません。財政法において国の会計は一本だという原則を定めながら、一般会計の数倍もの特別会計が存在するという矛盾、と同時にそのことで財政の硬直化が慢性化していることにあります。その象徴的存在が道路特定財源なのです。

 年間6兆近い財源があらかじめ使途を限定されているというのはどう考えても不合理です。

 これをきっかけに道路特定財源の完全一般財源化に進んで欲しいものです。

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最近憤ったこと

 新テロ特措法での小沢民主党代表の棄権は呆れて言葉もありません。そのうえ恥の上塗りをしたのが鳩山幹事長。言うに事欠いて「公務のため退席」とは???

 政権交代の主役になるはずの野党第一党がこの調子では、「解散総選挙に追い込むぞ」などという威勢のいい台詞が空虚に響きます。

 さて、この間の報道で僕が怒りを覚えたことについて少々書き留めておきたいのです。

 詳しく報道(その必要があるのかも問題にしたいところですが)されましたが西村眞悟代議士のご子息が自殺されたという一件です。

 西村さんが気丈に振る舞っている様子が映し出されるだけならともかく、救急車に収容され蘇生措置を受けているご子息の姿をとらえようと、カメラが回り続けているのには驚愕するばかりでした。

 ニュース番組ではキャスターらが一見良心的な台詞を吐いていましたが、じゃあ、あのときカメラを回し続けた方に、果たして相手を思いやる気持ちが一寸でもあったのかどうかどう考えても疑問です。勝手な憶測は憚られますが、あのような映像を撮ろうという心理の中には、いわば特ダネを撮るという職業意識だけが突出していたとしか考えられないのです。たとえどうキャスターが哀悼の意を表しても、あの映像とセットになっている限りは、結局のところ一人の人間を辱めていると思うのです。

 政治家にプライバシーなどないというのは確かに世界の常識です。しかしそれは自立した個人たる政治家その人に対してのことであり、 ご子息はじめご家族が私人であるというあたりまえのことに報道が配慮するのは当然ではないでしょうか。 

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政局どころじゃない!?

 唐突ですが、7日付日経の年金制度改革に関する提案は一読に値するものだと思います。

 僕の考え方の一端は、メルマガ「植田むねのりの食生活日記」に掲載させていただきましたので、よろしければご笑覧ください。

 さて、年明けとなればそれなりにご祝儀相場になるところが、日経平均は1万5千円を大きく割り込んでいます。

 アメリカの雇用統計が予想以上に悪いことをはじめ、世界的な株安、円高をもろに被った形ですが、外的要因はもちろんそもそも日本経済が脆弱だということに尽きるというところでしょうか。

 景気がいいなどと大本営発表を続けてきた政府ですが、化けの皮が剥がれてしまいました。

 経済の雲行きは当然政局にも影をおとすでしょうが、ちまちました政局の動向など吹き飛ばすようなさらなる悪化が心配です。

 もっとも景気経済の悪化が、いまだにくすぶっている大連立のきっかけになるかもしれません。与野党が対立している場合じゃないから「挙国一致内閣」が必要だという大義名分は、政局の動向からではなく、経済の動向から導かれる可能性は、僕はかなりあるのではないかと思います。

 小沢一郎氏の政界再編への思惑を経済の悪化が後押しすることになればずいぶん皮肉な話ではありますが。

 総選挙後の大連立をスムーズに進めるためにかどうかはわかりませんが、公明現職がいてかつ民主が未定の選挙区には候補者擁立を避けるという噂も伝わってきています。

 もっとも大連立が政界再編のツールにできるほど、日本経済が持つかどうかすら不安な状況の中で、政局にうつつを抜かすのは不謹慎だといういことに、少なくとも政治家は気づいてもらいたいものです。

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2008年は「優」で

あけましておめでとうございます。

僕は今年1年を一言で表現するなら「優」でいきたいなと思っています。

人が憂えば優しくなれるってところでしょうか。

実際昨年は憂いが多かったですから、今年こそ優しい一年にしたいものです。

人を粗末にし、そして人にとって必要なモノや、人を生かしている自然を粗末にしてきたツケは必ず、私たちに降りかかってきます。

それは自身が粗末にしているつもりでなくても、それに鈍感であったり、目を逸らしていれば同じことです。

人の苦しみ、悲しみ、辛さ、怒りに不感症になってしまった政がいまをよりすさんだものにしている事は否定できません。しかし、それに未来がないにもかかわらず、いまだに存続し続けていることは、抗する側の弱さでもあります。現体制に否定的な立場にあっても、実は現体制の精神構造と同質なありようを抱えているのかどうか、少なくとも変革を求めるものは検証し、もしあればそれを払拭しなければなりません。

今年は大きな変革の年だと言っても過言ではありません。僕自身、理想に向かって大きく前進するための正念場を迎えています。

この1年「優」を背負って、力強く歩んでいきたいと思います。

本年もよろしくお願い申し上げます。

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