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宮沢元首相死去

 宮沢元首相は、僕が当選した当時、森内閣の大蔵大臣(省庁再編後は財務大臣)をなさっておられましたから、何度か質疑という形での邂逅だけでした。委員会質疑で、僕が、国債発行が野放図過ぎると指摘したのに対し、日本の国債は海外からの信頼されており心配ない、との答弁をいただいたことを記憶しています。

 もっとも、僕も積極財政を基本とした考え方をもっていますから、宮沢氏のスタンスそれ自体は理解できるものでした。ケインズ政策はもはや破綻していると声高に叫ぶ人々のほうが昨今主流のようですが、「景気回復と財政再建の二兎は同時に追えない」との発言はけだし名言ですね。政府財政の再建=国民生活の安定ではないことを、小泉、安倍両内閣が見事に実証したんですから、なおさら噛み締めたいものです。

 各紙それぞれ、評伝や経歴、親交のあった人々のコメントを掲載していますが、宮沢氏が亡くなる当日の出来事に詳しく触れたのは日経でした。それによると、その日も朝からゆっくり新聞に目を通し、昼前医師の往診をうけベッドに入り、お昼過ぎに介助の女性に「少し休ませてもらう。ゆっくり寝るわ」と話しかけたのち、眠ったまま息をひきとったとのことです。僕のみた限りでは最後の言葉に言及したのは日経だけでした。

 うらやましいほどの大往生。ご冥福をお祈りします。

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