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亀井静香氏の変なコメント

 自民党の参議院議員を務める舛添要一氏は、参院選の比例区で自民党は11~12程度の大敗を喫するかもしれないと述べています。僕もいまのまんまではおそらく自民党は地滑り的に敗北すると予想しています。投票率が上がれば、公明党も比例区で6議席にとどまることもありえるでしょう。

 という状況なら、野党は万々歳のはずなんですが、国民新党の亀井静香氏は、自民党が負けすぎると選挙後の政局でキャスティングボードを握れなくなり、党の存在感を示せないから「逆に我々は震えている」とおっしゃってます。なんというか、このあたりが、固有の政策を持たない、政局の都合でできた政党の「面目躍如」ってところなんでしょうね。確かに「郵政民営化反対」という一応一致する点はあるわけですが、かといってあるべき郵政の姿を示したわけではなくて、とにかく「けしからんから反対」以上ではなかったですし。

 自民党が負けそうなので「震える」ってのも、かつて古巣で派閥を率いた親分にしては、スケールがあまりにも小さく貧すれば鈍するってのを絵に描いたようなお話です。野党の風上にも置けないなんてまっとうに批判するのもお気の毒なぐらいです。

 もっとも、いまのまんまでは、民主党が圧勝しそうですが、「消えた年金記録」問題が、歴代内閣の責任、つまりいま現存する政党のなかでは共産党を除けばみんな責任があるって式の宣伝で、自民党が泥仕合に持ち込めば、それで自民党が勝つわけではないにせよ民主党の対応次第では、有権者は引いてしまい投票率が下がった分、自民党の歩留まりが増え公明党だけが好調という結果もないとはいえません。そうなれば、亀井氏の「震え」も杞憂に終わりまことにもってご同慶の至りというわけですが。

 ただ悲しいのは、結果次第では政権交代もあり得る情勢の下でこの程度のコメントしか出てこないことです。せめて5ヶ条でも、17ヶ条でもいいから政権構想なんかを示して、選挙が終わった暁には正々堂々各党に呼びかけるってぶち上げたほうが、よっぽど存在感が出せたのになと、他所事ながら思ったのでありました。

 もっとも他党の心配をしている場合ではありません。情勢がどうあれ自党が積み上げてきた政策を選挙で正々堂々訴えるのみです。そのためにどれだけ効果的な選挙を展開するかに思考のすべてを集中させるだけです。厳しいときほどブレないことが肝要だと自身に言い聞かせる今日この頃です。 

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