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小沢さんて討論下手ですね

 安倍首相が大慌てで、こしらえさせた年金支給漏れの時効を撤廃する特例法案。マトモに審議もせずに数日で成立させちゃうつもりのようです。

 すでに時効を超えたものも遡及するため、表題に掲げた不払い分も一応は担保されるはずではあります。それにこの問題は、歴代内閣の責任が問われるものですから、特例法は本当だと全会一致であっても不思議ではないはずなのです。が、問題が指摘されながら頬かむりを続けたあげく、社会保険庁改革関連法案を委員会で強行採決してから、言うに事欠いて「救済」との名分での法提出ですから、当然納得はできません。国民に対してではなく、与党の選挙を救済するためというのなら一応意味は通りますが。

 加えて昨日の党首討論での安倍首相の話は噴飯モノ。小沢民主党代表から指摘されるや、問題が起きた原因を検証すると述べたわけですが、とするなら、強行採決した社保庁改革関連法案は、少なくとも、「消えた年金」問題について検証しないまま提出したということになります。この点について小沢代表の追及が審議を尽くすべき的な平凡なものにとどまったのは残念でした。審議を尽くすもなにも、審議の前提条件がそろわないような法案を出したことそれじたいを問題にし、国民に暴露するいいチャンスでしたから。

 党首討論ってのは、野党が点数を稼ぐためにあると言っても過言ではありません。まして政策の理解以前に語彙の貧困な安倍首相を追い詰めるなどさほど難しいとも思えないのです。もちろんブレーンが「ああいえばこういう集」なんてアンチョコをこしらえてはいるでしょうが、いくらブレーンが優秀でも役者がダメならお話にならないはずなのです。それを追い詰められない小沢代表ってのも正直不甲斐ないものです。もともと与党出身ゆえに質疑慣れしていないのでしょう。

 自民党内の議論が国会に引っ越したような党首討論は、国会審議をますます形骸化させること必定です。結果、審議の質を落とし、ひいては立法府の存在意義をおとしめてしまうことに、党首討論に臨む野党党首はもっと自覚的であるべきでしょう。

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