豚ぷん散布

 近所の養豚場で1トン積み込むとそのまま畑へ直行、バケツと一輪車でえっちらおっちら豚ぷん散布開始。それと軌を一にするように、後ろに連結した台車に堆肥を満載(牛ふんか豚ぷんか鶏ふんのどれか)したトラクターがわが畑横を軽快に走り去ってゆきました。

 トラクターは、後ろのパーツを付け替えることができるので用途は多様なんですが、先の場合、台車に噴霧器がついていて堆肥を散布する仕組みになっています。これだと1トン撒くのに5分くらいで済んじゃいます。一方、一輪車&バケツ組は同じ作業に約1時間半。そういうこともあるのか、超零細農家で堆肥を使っているところは少ないようです。

 ちなみに、作業途中から雨に降られ、体中豚ぷんの匂いがプンプン。さすがにこれはたまらんわと、近くにある温泉にゆっくり浸かったのでありました。

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サツマイモの収穫

 蔓が余ったので、ネギ畑の周囲の畔にサツマイモを植えてみたところ、できることできること。

 植えただけであとはほったらかしの完全無農薬粗放栽培、というか、それを栽培というのかどうかはともかくも、なかなかよく太ったうまそうなサツマイモが続々と発掘されたのでありました。

 自給用を少し残して、大半は青果市場に出荷する予定です。

 

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はっきり言ってくだらない戸別所得補償

 事業仕分けのニュースに隠れてしまっている感が否めませんが、民主党マニフェストの目玉のひとつだった農家への戸別所得補償の概要が明らかになりました。

 ちなみに中身は、「くだらない」の一言に尽きます。

 あくまで試験的なものにせよ、「所得補償」と銘うって5600億余もの概算要求をしているわけですから、少なくとも農家の生活向上を通じて農業の再生に資することが説明されなければならないはずです。

 しかし、農水省の配布資料や大臣会見の中身などをみても、そもそもの政策目的がどこにあるのかすら不明瞭といわざるを得ません。

 所得政策それじたい必要なことはいうまでもありません。しかし大臣会見では、「実際には、より多くの方たちに参加していただけるのではないかというふうに思ってまして、180万プラスアルファということで、今まで、いろいろな共済に入ってない方たちも含めて、ちゃんとした手続きを取れば、新たに入ることはできるということで、かなり多くの参加が見込まれるんじゃないかということで、そういうふうな仕組みを作ったつもりです」などと、要は、できりだけたくさんの農家にお金をあげるよ、という点を強調しているだけなのです。

 ちなみに農家の分類には、主業農家、専業・兼業農家、販売農家などさまざまな定義がありますが(その詳細はここでは省きますが)、農業で生計を立てている農家が全国に180万も存在はしないという事実だけははっきりさせておかなければなりません。農水省のデータからすればおおよそ30万前後でしょう。じゃあ残りの150万の農家は農業一本でやりたいけれどそれが無理なので仕方なく他の仕事をしているのでしょうか? 決してそうではありません。別に安定収入を得ながら農家の側面を持っているとか、安定収入を持っている家族(例えば公務員や会社員の息子)と同居しながら年金をもらいつつ耕作している高齢者といった例はかなりの数にのぼるはずです。

 これらすべてに「所得を補償」するっていったいどういう意味があるんでしょうか。というよりこれを「所得補償」と呼ぶべきなのでしょうか?

 農業で生計をたてている、もしくはたてようとする農家にピントを合わせてこそ本来の所得補償であるはずです。例えば、有機農業など環境保全型農業と呼ばれるものは、有機生産物じたい市場価格が形成されていないことや、慣行栽培に較べて労働時間が増える一方で収量減になるというハンディがありますから、米に限らず環境保全型農業に対して直接所得を補償するというのもひとつです。もっとも所得補償にこだわらず補助金でも構いません。

 が、補助金はバラマキでだめだが所得補償はそうではないといったまったく本質的ではないところで金の出し方の良し悪しが論じられているのは実に嘆かわしいことです。肝心なのは支出した金に見合った効果があるのかどうかであって、財政支出のやり方の問題ではないのです。

 ただ、こんな調子で政府の所得補償に疑問を抱くことじたいくだらないことなのかもしれないと、ふと思うのです。というのは、要するところ自民党政権時より民主党政権のほうが気前がいいということさえアピールできればいいというのが、今回の所得補償の要諦だと理解すればなんの不審もないからです。これまでの農政が農業をひたすら衰退させてきたという批判のうえにたって新政権は農業再生に目的意識的なんだと期待することに何の根拠もないのですから。

 ともあれ、農業の衰退どころか滅亡を加速させるのではという不安が杞憂に終わり、せめて「よりまし」の水準はクリアして欲しいものだとささやかに願いつつ、農政全般の展開をとりあえずは見守ってゆきたいと思います。

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ネギの定植はひっぱりくんが大活躍

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 ネギの移植栽培のやり方はいくつかありますが、苗箱で育苗したものを畑に移植する場合、写真にある「ひっぱりくん」という機具がなかなかのすぐれもの。

 この場合、苗箱には、チェーンポットもしくはペーパーポットと呼ばれる、蜂の巣のような穴が264個ある紙製の仕切りみたいなものを苗箱にはめこんで、その穴に培養土と種を入れ育苗します。

 そしていよいよ定植するとなるとひっぱりくんの出番。台の上に苗箱をセットして、チェーンポットの先端にある苗を割り箸かなんかで引っ張ると、箱に収まっていた苗が一列縦隊に伸びていきます。そして割り箸を地中に固定し人力でひっぱりくんを後ろに引っ張っていくと、一列にネギが植わっていくというわけです。

 これまでは、畑に播種し苗が大きくなったところでいったん抜いて、移植機で定植するやり方が多かったようですが、定植の準備に手間がかかるうえに、動力機械で定植するわりに時間もかかるため、時間短縮が確実にできる人力のひっぱりくんが結構引く手あまた、ひっぱりだこなのです。ただ規模の大きい農家だと動力式のひっぱりくんを使ったり、苗をセルトレイで育て、トレイのまんまセットするだけで自動的に定植する最新鋭の移植機を導入しているところも増えています。

 ともあれ、ひっぱりくんのおかげで定植作業は、(しくじりを重ねつつも)まぁ、とりあえずは一応順調というところです。

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白ネギ定植

 昨日、育苗していたネギを30箱定植したのですが、失敗も・・・。

 今回と次回で計60箱を10アールの畑に定植するのですが、苗が足りないことに気づいた次第。簡単な話で60箱では少ないということです。畑の長さは80メートル強。そこに13列ネギを植えることにしたのですが、それだと80×13=1040メートルになります。ちなみに1箱で約14メートル定植できるので14×60=840メートル。200メートル分ほど足りないというわけ。10アールあたり70箱が平均だと聞いてはいたのですが、目分量でだいたい60でよかろうと判断したのが、やはりまずかったようです。

 もっとも、種が余っているので、残りを直播にしてもいいし、全体で300箱以上育苗しているので調整は可能なのですが、ともあれ自身の大雑把さを反省・・・、です。

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ネギ畑で風に吹かれて

 先日の台風のときよりも風が強く、しかも寒い一日でしたが、強風にあおられながらネギの土寄せにいそしみました。

 なにせ、干拓地ですから風が吹けばまるで砂漠のよう。そのなかでせっせと一列に並んだネギの畝を上げていくのです。すると地中に埋まったネギの白い部分が伸びるというわけ。冬ネギはこの白い部分が30センチないと商品として認められません(ちなみに夏ネギは25センチ)。なので、収穫時期が近づいてくると土寄せ(畝上げとも呼んでいますが)をこまめにやるのです。

 この作業には管理機を使います(畝上げ機と呼び習わしています。耕耘機を小さくしたような外見です)。機械のツメを回転させ両側に土を飛ばしネギを土で覆っていくのですが、覆いすぎると生育が悪くなりますから、根元の少し上くらいまで土が被るようにします。といっても実際に見てみないとイメージがわかないかもしれませんね・・・。

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畑の排水

 平坦なように見えても、雨が降ると必ず畑のどこかに水溜りができるのは、微妙な高低差があるからです。

 そこで、畑の周囲に溝を掘ったり(白ネギの管理機(通称畝上げ機)を使います)、場合によっては、鍬とスコップでえっちらおっちら土を取り除いたりして、排水対策を講じています。

 今日などは、川につながっている配水管の中が土砂で詰まっているため、、掘り返し、管の中の土砂を取り除いてまた埋め戻すという迂遠な作業をやっておりました。

 栽培のことばかり考えているとついつい忘れがちになるのですが、畑のメンテナンスも大切ですね。

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大河ドラマ「黄金の日日」

 わがど田舎では、テレビはケーブルでして、なぜか(おそらく高齢者が多いゆえだと思いますが)時代劇専門チャンネルを見ることができるのです。(ちなみにスカパの類は別料金になります)

 このところ午前中の野良仕事はだいたい11時30分ころに終え、正午まえにはテレビの前にスタンバイ。大河ドラマ「黄金の日日」のオープニングを待ちかまえます。

 このドラマは、松本幸四郎(当時は市川染五郎。ちなみに松たか子のお父さんですが)演じる助左という商人が主人公なのですが、彼が裸一貫からたたき上げ、船を手に入れ、海外貿易に乗り出し、一代の貿易商人として大をなしていく過程で、戦国時代のエポックに遭遇しつつ中世から近世への過渡期を生き抜いていくというドラマなのです。

 躍動感あふれる展開は、いま放映されている「天地人」の比ではありません。あくまで僕の主観ですが・・・。ただ、躍動とは「生」を随伴するからこそ意味があると思うのですが、この点、「生」への渇望がドラマ全体のモチーフとして貫かれていると感じるのは僕だけではないと思うのです。

 話は飛びますが、このドラマで織田信長演じる高橋幸治さんの大ファンなのです。信長役といえば、役所広司、高橋英樹、吉川晃司、渡哲也、緒方直人、藤岡弘、石橋凌・・・、と、大河ドラマだけでも多士済々ですが、とことん冷徹、そしてほんの少しだけ哀愁を漂わせた高橋幸治=信長を超える信長はいないと僕は確信しています。

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久しぶりにネギ畑の草とり

 夏場ほどではないにせよ、比較的暖地に位置することもあってか、ちょっと目を離すと雑草が頭をもたげてきます。

 ここ半月ほど、定植を控えての圃場整備に比重がかかり、現在生育中のネギはついつい後回しになってしまっている鬼の居ぬ間に雑草はしっかり畑を席巻していたのでありました。

 畑全部の草とりとなれば根を詰めてやっても一週間はかかりそうな気配。が、そればっかりにかかりきりになるわけにもゆかないので、とりあえずネギの根元の雑草を引っこ抜くことに。それでも今日で二日目。なんとか明日中にはメドがたちそうな気配です。

 草とりって体力勝負じゃないので肉体疲労はさほどではないのですが、辛気臭い作業ではあります。大事な作業なんですけど・・・・・。

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農業に向く人、向かない人。

 他人のことを気にするほど余裕があるわけでもないのですが、秋の夜長ふと思いついてしまったのです。

 例えば僕の場合、体力にさほど自信があるわけでなし、作物を栽培するという点ではまったくのど素人、機械音痴のうえに操作も下手くそといった具合ですからほぼ素質はゼロ。向き不向き以前の問題かもしれません。

 もっともこの種の話は、その人がやりたいという気持ちが第一義なので、向き不向きなどにわざわざ客観的な指標をつけることもないし、またそんなことできないのかもしれません。

 ただいくつかいえることはあります。農業は例えば今日種を植えれば明日収穫できるというわけではありませんから、長いスパンで考えないといけません。その点ではすぐに成果を求めがちなタイプの人には合わないでしょう。

 また、仕事ができる有能な人でも、上から与えられたことを着実にこなすタイプなら農業にはなじめないはずです。農業は個人でやる場合(ほとんどがそうですが)、一から十まで自分で組み立てるわけですから。

 となれば、企画精神旺盛でかつそれを自分で気長にこなすことができる人が向きということでしょうか。

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